「最期を看取れなかったあの日、私は飼い主失格だと思った」一人で死なせてしまった愛犬に謝りたい

コタロウが亡くなった日は、何の前触れもないように感じました。

朝、いつも通り仕事に出かけて、家を出るときには眠たそうに静かにしていたコタロウが、夕方帰宅したときには冷たくなっていたんです。

信じられなくて、何度も名前を呼びました。

でも動かないあの子の体に触れた瞬間、全部が現実になって押し寄せてきました。

私は、コタロウの最期に立ち会えませんでした。

実は、その前の数日、コタロウが少しだけ食欲が落ちていたんです。

でも、「夏バテかな」くらいにしか思っていなくて…。

何かがおかしいと気づいていたはずなのに、忙しさやコタロウの年を言い訳にして見過ごしてしまった。そのことが、今もずっと心に刺さったままでした。

後悔と罪悪感は、時間が経つごとに大きくなっていきました。

「ちゃんと気づいてあげていたら、間に合ったかもしれない」
「どうして朝、もっと抱きしめなかったんだろう」

最後だと分かっていたら、してあげられることがいっぱいあったのに・・・。

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しばらくは感情のコントロールができず、突然泣き出したり、街中で見かけた犬に話しかけたり…自分でもおかしくなってると感じていました。

友人に「もう仕方ないよ」と言われた時には、「仕方なくなんかない!」と怒鳴ってしまったこともありました。

優しさが受け取れず、取ってつけたような言葉で慰めようとしてくる周囲には、むしろ怒りや苛立ちばかりが湧いてくる日々。

どんどん人と距離をとって、ひとりきりになっていきました。

頭の中は「コタロウに会いたい・・・」ただそれだけでした・・・。

今でもコタロウのことを思い出すと、胸が苦しくなることはあります。

でも、あの時に先生が教えてくれたコタロウの言葉が、明らかにコタロウの発した言葉にしか思えなくて。

その言葉が今の私を支えてくれているのは間違いありません。



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